-第1回-Webサイトの真の価値を理解する – 連続ブログシリーズ:経営者が抱くWebサイト投資への疑問と真の価値とは

経営者が抱くWebサイト投資への疑問と真の価値とは

「Webサイトへの投資って、本当に費用対効果があるのだろうか?」
これは、私が中小企業様の支援をする中で最もよく耳にする経営者の悩みです。
多くの経営者様が、Webサイトのリニューアルや運用に費用をかけても、その具体的な成果が見えにくいと感じていらっしゃいます。
「毎月の運用費がかかっているのに、売上への貢献度が分からない」
「リニューアルに百万円ほど使ったが、問い合わせは本当に増えたのか?」
このような声を聞くたび、Webサイトの「本当の価値」をお伝えする重要性を痛感します。

Webサイトは「費用」ではなく「資産」である
長年、多くの中小企業様を支援してきた経験から断言できるのは、Webサイトは単なる「会社案内のデジタル版」や「名刺代わり」ではないということです。
適切に構築・運用されたWebサイトは、24時間365日働き続ける営業マンとして機能し、様々な効果をもたらしてくれる重要な「資産」なのです。
この認識転換こそが、Webサイト投資成功の第一歩だと考えます。

Webサイトの価値は、大きく2つの側面から捉えることができます。

金銭的価値:直接的・間接的に生み出す収益や将来的な収益の可能性
• Webサイト経由の問い合わせからの受注
• ECサイトでの商品販売
• 広告収入やアフィリエイト収益

非金銭的価値:数字では測りにくいが企業の長期的成長に不可欠な価値
• 企業のブランドイメージ向上
• 顧客からの信頼獲得
• 市場における専門性や権威性の確立
• 優秀な人材の採用促進

支援実績から見る真の価値実現
私がプロデュースさせていただいた製造業A社様の事例をご紹介しましょう。
当初、A社様のWebサイトは単なる会社紹介サイトでした。
しかし、専門性を活かした技術解説コンテンツの充実と、ユーザビリティの改善により、
6ヶ月後には月間問い合わせ数が約3倍に増加。
そして、重要なのは問い合わせの「質」が向上し、成約率も大幅にアップしたことです。
これらの非金銭的価値は、短期的な売上に直結しないように見えても、結果的に企業の競争力を高め、持続的な集客と売上向上へと繋がる土台となります。

経営戦略としての位置づけが重要
企業様に、必ずお伝えしていることがあります。
それは、Webサイトを単なる「費用」として消化するのではなく、未来の売上と成長に繋がる「投資」として戦略的に捉えることの重要性についてです。
限られたリソースの中でも、正しい価値認識と適切な投資により、Webサイトは確実に企業の成長エンジンとなり得るのです。

Webサイトを「費用」から「資産」へと認識を転換することが、投資判断の出発点です。金銭的価値と非金銭的価値の両面を理解し、相乗効果を生み出すことで、持続的な成長基盤を築くことができます。
次回は、Webサイトの金銭的価値を構成する具体的な要素について詳しく解説していきます。

考えをかたちに、かたちを成果に。
From thoughts to form, from form to results
ミーニングフル・プラクシス

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