「最近、ネットに商品を出しても全然売れなくて…」
こんなお悩み、耳にしたことありませんか？あるいは、今まさにご自身がそう感じていらっしゃるかもしれません。素晴らしい商品を用意し、ネットショップやSNSでも告知しているのに、思うように反応がない。なぜなんでしょうか？
実は、こうしたケースでは「商品そのもの」よりも、「誰が売っているのか」が伝わっていないことが多いんです。
ネットの世界は、どんどん人の顔が見える方向に進んでいます。InstagramやYouTube、TikTokのようなプラットフォームが人気を集めているのは、そこに「人」が見えるから。つまり、今の消費者は「物」ではなく「人」に惹かれているのです。
これは、こだわった焼き菓子を作っている、ある地方の小さな菓子工房の話です。オーガニック素材にいて、味も品質も申し分ないのですが、ECサイトではまったく売れませんでした。でも、工房のご主人の「お菓子作りへの想い」や「地元農家との交流」をSNSで発信されたら、状況が一変しました。
「どんな人が、どんな思いでこのお菓子を作っているのか」
それを知ったお客様は、まるで友達にプレゼントを買うような気持ちで、焼き菓子を注文してくれるようになったのです。商品のスペックや価格よりも、作り手のストーリーに共感してくれたわけですね。
マーケティングの世界では、これを「パーソナル・ブランディング」と言います。要は、自分自身をブランド化すること。中小企業や個人事業主こそ、この考え方が武器になります。
たとえば、「ただの整体院」ではなく「元サッカー選手の院長がやっている整体院」なら、それだけで記憶に残りますよね？「自社開発のアプリ」よりも「子育て中のママが困りごとから開発したアプリ」のほうが、共感を呼びやすいんです。
もちろん、商品やサービスの品質が重要なのは言うまでもありません。でも、それ以上に「この人から買いたい」と思わせる力が、今の時代には求められているのです。
だからこそ、「商品を売る」のではなく、「自分を売る」姿勢が大事なんです。とくに、中小企業や小規模事業者にとっては、そこが最大の差別化ポイントになります。
無理に着飾る必要はありません。等身大の自分でいいんです。「この人が言うなら信じてみようかな」そう思ってもらえたら、それが最高のマーケティングになるんですから。
今日もまた、自分らしさを少しだけ表に出してみませんか？案外、そこにあなたの強みが隠れているかもしれませんよ。
「考える考える力と力と、行う力の間で」あなたの考えをかたちに、かたちを成果にするミーニング プラクシスがお手伝いします。
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From thoughts to form,from form to results
