『孔子が教える金運易学』を読んで
案慶陽さんは、東洋思想や陰陽五行理論を用いた独自の「新帝王理論」をもとに、経営や生き方に関する講演・セミナーを行っている方です。
今回、案さんが『孔子が教える金運易学』を上梓されたと聞き、早速購入して読ませていただきました。
本書の特徴
この本は、六十四卦と、孔子が著した哲学的解説「十翼」から成る『易経』をベースに書かれています。タイトルに「金運」とある通り、どうすればお金が巡ってくるのかについて説明されています。
ただし、アメリカのマーケッターが説くような「お金持ちになるにはこんなプロモーション活動をすればいい」といった類のものではありません。六十四卦と易経から、日常で周りの人たちとどう接するのが良いかが、分かりやすく書かれています。
本書から学んだこと
人間は社会的動物であり、関係世界に生きていると言われます。そう言われると、つい周囲のことばかりが気になってしまいます。
しかし、関係世界に生きる私たちにとって、まず自分自身が「なぜ今ここにいるのか」と問い続けることが必要だと思います。
『孔子が教える金運易学』は、日々を丁寧に生きること、前向きに考え、言葉を発し、人と接することという、基本中の基本を教えてくれました。
経営者だけでなく、すべてのビジネスパーソンにぜひ読んでいただきたい一冊です。
想いの強さを、確かな「信頼」の構造へ。
Articulating your passion, creating your success.
ミーニングフル・プラクシス
高橋尚文

