選ばれる整体院になるための、たった一つの質問

「最近、新規のお客さんが来なくなった気がする…」
朝、カルテを見ながら、そんなことを感じていませんか?

広告は出している。口コミもそこそこある。施術の腕だって、開業当初より確実に上がっている。
なのに、なぜか新規が増えない。

実はこれ、あなただけの悩みじゃないんです。

今、整体院が直面している「静かな危機」

振り返ってみてください。10年前、あなたの街に整体院は何軒ありましたか?

今は駅前を歩けば5軒、10軒。商店街にも住宅街にも。
もはや整体院やリラクゼーションサロンは「そこら中にある」状態です。

お客様の目には、正直こう映っています。
「どこも同じに見える」

これが、選ばれにくくなっている理由です。
マーケティングの世界で「プレファランス(相対的好意度)の低下」と呼ばれる現象です。

じゃあ、どうすればいい?

答えはシンプルです。

「誰に選ばれたいか?」をもっと絞り込む

多くの院長先生がこう考えます。
「うちは誰でもウェルカム。地域の人みんなに来てほしい」

その気持ち、すごくわかります。でも、これが落とし穴なんです。

ちょっと想像してみてください。

もし、あなたの整体院が「保育士さん専門」だったら?

たとえば、駅前の保育園で働く保育士さんたち。
– 毎日、抱っこと中腰の繰り返しで腰がパンパン
– 夕方になると肩が石のように重い
– でも、子どもたちのために笑顔でいなきゃいけない
– 休憩時間もゆっくり取れない

保育士さんたちが求めているのは、「楽になればいい」じゃありません。
「私のこの辛さ、わかってくれる場所」なんです。

プレファランスを上げる、4つの具体策

1. ターゲットを「一人の人」が見えるまで絞る

「30代女性」じゃまだ広すぎます。
たとえば「保育士」さんに絞ったとします。

「〇〇駅周辺の保育園で働く、慢性的な肩こり・腰痛に悩む30代女性」
ここまで絞ると、やるべきことが一気にクリアになります。

2. 「何で選ぶか?」を徹底的に調べる

たとえば保育士さんにターゲット絞った時に保育士さんが整体院を選ぶとき、何を重視するでしょうか?
– 技術力
– その場しのぎじゃなく、根本から楽にしてほしい
– 時間の融通
– 平日19時以降、土日も通いたい
– できれば女性に施術してほしい
– 雰囲気
– せめてここでは、ホッとしたい

これを「KBF(Key Buying Factor=購買決定要因)」と呼びます。

あなたの院は、このKBFにどれだけ応えられていますか?

3. 競合を「冷静に」見る

怖いかもしれませんが、近所の整体院のサイトやGoogleマップの口コミを見てみてください。

– 営業時間は?
– スタッフ構成は?
– どんな人に向けて書いている?

そして、自問します。
「うちは、どこで勝てる?」

たとえば、「違い」が、選ばれる理由になります。

| 比較項目 | 他院      | 自院      |
| 営業時間 | 平日のみ    | 土日も19時まで |
| 立地   | 駅から徒歩10分 | 駅から徒歩1分 |
| スタッフ | 男性のみ     | 女性施術者在籍 |

4. 「物語」で伝える

技術の説明より、心に残るのは「誰かの物語」です。

「保育士3年目のAさん。毎日夕方になると肩が重くて、子どもたちを抱っこするのが辛かったそうです。
でも3回目の施術後、『夜まで身体が軽い!もう少し頑張れそうです』って笑顔で話してくれました」

こういう声が、共感を生みます。信頼を生み、選ばれる理由になります。

「あなたの院が一番」と言われる状態は、つくれる

技術も、空間も、価格も大切。

でも、それ以上に大切なのは、

「この人のために、うちはある」と(なぜこれをやるのかを)言える明確さなのです。

保育士さんに限りません。近隣のオフィスで働くデスクワーカー、子育て中のママ、スポーツをしている学生…。
誰に選ばれたいかを決めて、その人が「ここしかない」と思える理由をつくる。

それができたとき、
「なんとなく良さそう」が、

「ここが一番、私のことをわかってくれている」
に変わります。

選ばれる整体院になるための、たった一つの質問。

「あなたは、誰の味方ですか?」

その答えが明確になったとき、きっと新規のお客様は自然と増えていきます。

想いをカタチに、そして成果に。

Articulating your passion, creating your success.

       

ミーニングフル・プラクシス

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